「ふちゅう大学誘致の会」活動の方向性

2016年7月25日

　現在のところ、府中市や広島県の予算、土地など使用可能なリソースや、誘致するターゲット・分野・規模も未定で白紙の状態です。これから、ふちゅう大学誘致の会でそれらを調査および交渉しながら活動していきます。

また、日本全体で起こっている少子化や大学の収益悪化のため文部科学省の方針で、現在は大学や学部を新設する事が非常に困難な状況です。しかし、文部科学省の中央教育審議会において「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する特別部会」が発足し答申が出ました。答申では、大学に肩を並べる新たな高等教育機関の制度化を検討しており、3年後をめどに新たな高等教育機関（名称案：専門職業大学）の創設を目指しています。この制度化のタイミングでは専門職業大学の創設を国として推進する体制になる事を予測しています。

専門職業大学では「実践的な職業教育」「社会人の学び直し」「地域との連携」などが求められており、府中市にとっては地域の特性に合った制度になると思います。

現在のところ、専門職業大学の設立（既存学校法人による設立も含む）を最善策として活動していきますが、「ふちゅう大学誘致の会」での議論によっては違う方法も取り得ます。

2016年7月25日（月）　府中市への高等教育機関誘致を目的に「ふちゅう大学誘致の会」が発足しました。

この日に開催いたしました「ふちゅう大学誘致の会」発足会合では、設立趣意書が承認され、発足の経緯や目的の確認、今後の活動内容の説明、会員の決意表明などを行い、「ふちゅう大学誘致の会」は素晴らしいスタートを切ることができました。

また、ご来賓として府中市長 戸成義則 様、府中商工会議所会頭 北川祐治 様にもお越しいただき、激励のご挨拶をいただきました。ご挨拶の中では、「この活動がまちにとって大変重要な意味を持っている」「全面的に協力する」という趣旨のお言葉をいただき、「ふちゅう大学誘致の会」会員一同、大変心強く思うと同時に大きな責任を感じました。「ふちゅう大学誘致の会」の活動を府中市・府中商工会議所・府中青年会議所の３機関で協力および推進していく体制が確認された発足会合となりました。